私の死生感
此処の所 お葬式が続いて滅入っています。
今日もまた知人からメールが入りました。驚愕です!!
私達の年齢になると、友人や親、きょうだい、配偶者など
近親者の死に遭遇することも多くなり、
死を現実的な問題として認識せざるをえない状況でもあります。
今の60代昔と違ってまだまだ心身とも若く老後という実感はありませんが
それでもやがては自分にも同じ時期がくるんだと
死について、葬式について考えさせられます。
四苦八苦ということばがあります。
仏教ではこの世の苦しみは8つあるといいます。
根本的な苦しみを
生・老・病・死の四苦とし、四苦に加え、
愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離する苦しみ
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られない苦しみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - あらゆる精神的な苦しみ
の四つを合わせて八苦と呼ぶとあります。
私も身内の死で愛別離苦を三回味わいました。
告別式に参列していつも思う事は
亡くなった故人を送るという心からの哀悼の別れで あるはずが
参列者たちを順番に「ご焼香」をさせるために誘導し
遺影を拝しつつ、ご遺族に一礼し
短時間のお別れをして帰るだけといった
形だけの参列が多く何か物足りなさを感じます。
ハワイで体験したお葬式は、ウエルカムボードに
故人の写真を一杯貼ってあって、幼い頃から今に至るまで
それを見ているだけで故人の人なりが偲ばれるもので
香典返しに頂いたパンフレットにも
故人の履歴が書かれて、家族からの故人に対するメッセージが載っていました
司祭が祈りを終えた後、司会者から指名された二人の方が、それぞれ
故人との関係とエピソードなどをご自分の言葉で思い出されながら
祭壇の前で語られたのが印象的でした。
私も7年前に最愛の母を家族葬で送り出しました
その際、故人との別れや式をプロデュースしました。
母の80年の思い出の写真を編集し、
故人の好きだった音楽も入れて15分のDVDをつくり。
仏壇の側のTVからながしました。
その後も法事の度にDVDをながし
その都度、みんなして在りし日の
思い出話に花が咲いています。
私の葬式も、プロデュース済みで
DVD、六十歳までは作ってあります
その続編はPCに保存中!!
葬式に来てくれた方への挨拶も自分で
遺言書には、事細かくかいてありますが
とはいっても死前の話なので
どうなることやら、それでも現実的に起こりえる
あらゆる事態に対処すべく考えておく必要があります
「人事をつくして天命を待つ」
だからこそ今を好奇心全開で
生きているのですから・・・
今日もコーヒータイムにつきあって下さって
ありがとうございます!
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