「誰もが権威への服従者になりえる」

HANA-LUANA

2012年11月04日 22:15

毎日テレビで放映されている尼崎事件
事件内容が明らかになるにつけ
「被害者はなぜされるがままだったのか」
「なぜ逃げなかったのかしら」
「なぜ家族に暴力をふるたたのかしら」と疑問に思う人も多いはずだ
私もその一人
多くの疑惑がここまで表面化しなかったのは、
被害家族や親族だけではなく、
周辺住民の口さえもつぐませる圧倒的な恐怖があったからこそ
今朝もテレビで尼崎事件を報道していましたが
とても興味深ヵったのが
ミルグラムのアイヒマン実験を例にたとえて話していた事
アヒイマンは「第二次世界大戦中、約600万人のユダヤ人が強制収容所で
虐殺されましたがその実行責任者です。
彼は亡命先の南米ブエノスアイレスで逮捕され、判決は死刑
彼は裁判中「私はただ上官の命令に従っただけだ」と一貫して主張し続けたそうです
法律的にはともかく、心理学的には、彼の主張には一片の真理があると
それを示したのがイェール大学で心理学を研究していたスタンレー・ミルグラム
ミルグラムらが行った実験は普通の人が他人に危害を加えるように命令された時に、
彼らがどのように振る舞うかを調査した実験です。
権威への服従 という実験
実験に参加してくれるのはごく平凡な市民です。
実験は、 2人の被験者が実験室にやってくると、
それぞれ生徒と教師の役を指定させます。
生徒役はイスに縛り付けられ、手首に
電気ショックを送るための電極が取り付けられました。
一方、教師役は隣の部屋でショック送電器を操作するように言われます。
送電器には30個のスイッチがあり、それぞれ電圧と
電圧に対するショックの強さが前もって表示されています。
実験は生徒役にテストを行わせ、生徒役が誤った答えを出すたびに、
一段づつ強いショックを与えるように教師役に要請します。
この実験で生徒役になったのは実は実験協力者でありサクラです。
それぞれの強さに応じて痛がったり、実験の中止を訴える演技を
するように指示されています。
それとは知らない教師役は、生徒役の「痛い!助けて!」という声で
ショックを送ることをためらったり抗議するのですが
実験のためだからとショックを送り続けるように要請します。
常識的に考えればたとえ、実験のためとはいえ、
200ボルト以上のショックを与えることは
人を傷つける恐れがあり、人道的にためらわれるところですが
あろうことか、実際には教師役になった被験者の62.5%が
最大450ボルトのショックまで与え続けたそうです。
この結果は、
平凡な一般市民であっても、権威ある者からの命令されると、
結果的にはやすやすと(心理的にそれなりに悩んだとは言え)人殺しに近い
行為をやってしまうものだと言うことです。
昨今のいじめも同じ心理でしょう
首謀格のいいなりによって加担し危害を与えてしまう

権威からの要求に服従させるような強い圧力が私たちの社会にも存在しています。
それが普天間基地、オスプレイでもあります。恐ろしいことです。

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