重信と聞けば、あの重信房子と思い当たる方も
1971年、パレスチナ解放のためにアラブに飛び、以降、西側諸国から国際指名手配されながら活動を続けてきた日本赤軍の指導的立場にあった人物で、その一人娘である重信メイさんが、
これまでの28年の人生を振り返る自伝
「秘密 ~ パレスチナから桜の国へ 母と私の28年」の自伝
この本をとうしてメディヤではけして報道されない
重信房子さんの人となり母となりの側面を知る事ができ
私たちが知る由のないパレスチナ社会での多くの事も書かれています。
重信メイさん。日本人の母とパレスチナ人の父との間に生まれた女性です
(文中)27年間、日本に来る1ヶ月前に日本国籍を取るまで、ずっと無国籍でした。
日本人だと普通に日本国籍を持っているので、分からないかもしれません。
私は出生届もしていないので、《存在》もしていないことになっています。
仮身分というのをアラブの国々からもらっていました。
もちろん、本当の名前ではないし、他にも本当の事を色々隠して、
身分を借りて生きていました。」
《秘密》を守るということは、私が子供の頃に一番最初に教えられたことだと思います。
国際指名手配されている人物の娘だと判明すると、取り返しのつかないことになるから
そんな壮絶な環境の中でも、ポジティブに明るく、賢明に生きてきたメイさん
今、ジャーナリストとして活躍中のメイさんが
日本の生活で大切にしていること。それは母・房子さんとの繋がりです
アラブでは英雄だった母が日本では犯罪者とみなされ、現在公判中の身である
母の公判をできるだけ傍聴しながら、母親を見守る日々を過ごしながら
メイさんは「この母の子に生まれたことを誇りに思う」と書いています。
メイさんの、感性の豊かさ、聡明さ、優しさ、忍耐づよさに心うたれます。
今日もコーヒータイムにつきあって下さって
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