2012年09月04日

白砂

白砂白砂」 鏑木蓮
大学進学の費用を貯めるために上京していた20歳の予備校生が自室で殺害される
同年代の娘を持つ刑事・目黒は、部下の山名刑事と共に
被害者のためにも犯人を必ず挙げると誓う。
彼女の部屋には、亡くなった人の遺骨で作るペンダントが残っていた。
その骨はだれのものなのか
そして物語はもう一人の人物に焦点をあてる
彼女は交通事故で夫を失い、いまだに信じられない思い
「明日から、いや今日この瞬間から、すべてをすてなければならない。
小さなつぼに入った白い砂が、火山灰化海岸の砂なら、どんなに気がらくだろう。
しかしこの冷たい容器に入れられているのは、紛れもなく最愛の人の遺骨だ
この世界でたった一人味方だった人
その白き遺骨をさらさらと水面にまくシーンから物語ははじまる

「せつないミステリー」のキャッチフレーズどうり
愛するとは奪うものではない、与えるもの・・履き違えた為に
何の罪もない予備校生の命が経たれた
一時の感情が、独占欲が殺人へとかりたてる
なんともせつない話
昨今ニュースになる殺人もこういうタイプが多いように思う


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Posted by HANA-LUANA at 04:59 │読書備忘録