2016年03月17日

母と暮らせば

読み聞かせ最後の六年生の教室にて
「母と暮らせばの映画観た人いますか?」
シーン・・・・誰もいない
「嵐の二宮和也さんが出た映画です」
「あ~知っている」とあっちこっちでザワザワ!
「吉永小百合さんがお母さん役してましたけど吉永小百合さんってしっている?」
前に座っていた男の子たち首をかしげました
数人の女の子たちが「知っている」と手をあげました
「この本の文を書いた人は山田洋二さんといって日本映画を代表する監督さんです
山田洋二監督知っている人?」
誰もいない
「先週、日曜映画劇場で東京家族観た人います?」
「観た」「観た」「観た」と何人かがこたえてくれました
「その映画つくったのが山田洋二監督です」
「今日は母と暮らせば、絵本で紹介しますね」
母と暮らせば
長崎原爆によって一瞬にして命を落とした息子、浩二と母の交流を描いた映画です
3年目の命日、母のもとへ亡霊となってあらわれた浩二
その後もしばしば彼は姿を現し母と子は再会を喜びあいます
浩二は恋人、町子の事が気になります、独占したい気持ちはあってもどうすることもできません
町子が幸せにになってくれる事が僕と一緒に原爆で死んだ何万人もの願いなんだ
ちょっと悲しくてファンタジーな物語なので子供達読み終えてもシーンとしています
「山田洋二監督の映画で一番人気があったのが男はつらいよという映画50本も作ったのよ、
内容はね、寅さんという、さえない独身のおじさんが、毎回キレイなお姉さんに惚れて色々面倒みて
あげるんだけど毎回振られるのよ、寅さんの良い所はね、好きな相手が幸せになってほしいと
自分は悲しいけど気持ちよく送り出してあげられるあげるとこ、男らしいでしょう
最近のニュースみていると振られたから殺したとか、好きな人にストカーして怖がらせたり、
相手を思いやる気持ちのない人達が多くなっている気がします。
皆さんも中学生になるともっともっと多感になっていろんな気持ちが湧き上がってきます、
交友関係が増えて楽しかったり、親に対しても、先生に対しても何故という気持ち
になったり将来について考えて不安になったり、そんな時は心が成長しているときなの、
是非、山田洋二監督の映画、ビデオレンタルショップで借りて見てください、家族で観ていただきたい
映画がたくさんあります、沢山の映画をや沢山の本を読んでみて、そこにはたくましく生きるヒントが一杯
あります。それから吉永小百合ってしっているって、おじいちゃん、おばぁちゃんに聞いてみて、ファンだよ
って必ず言うから、すごいアイドルだったのよ、吉永小百合好きな人は自分の事サユリストって呼んでいた
ぐらいすごかったの!では今日はこれでおしまい、少し早いけど皆さん卒業おめでとう」












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Posted by HANA-LUANA at 17:50│Comments(0)読書備忘録
 
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