2015年10月05日
読み聞かせ
図書館で、光と影のコントラストで描かれたイラストに魅入られて手にとってみました。
黒人教育者で教育の父と呼ばれたブッカー・T・ワトソンの幼少期を描いた絵本です。
読み聞かせの本は絵の美しさは第一条件です。
まずは、孫たちに読み聞かせて感想を聞きます
3年生には難しいかなと小学生4年生の孫に聞くと、大丈夫だよという
3年生の教室で本の表紙を見せながら「僕の一番望むこと、皆さんの希望は何でしょうか?」
シーン 「では今、頑張りたいと思うことある?」
「サッカー選手」と一人の男の子、女の子が「習字で賞をとりたい」
「すごいねーみんな夢があるのね、ではこの本の男の子は何を望んでいるんだろうね、読みますね」
9歳のブッカーは、夜明けから日が暮れるまで、お父さん、お兄さんと岩塩の精製所で働いていまず。
奴隷解放されて自由になっても差別、困窮は続いていました。
ブッカーの望むことは、字が読めるようになりたい、字を書いてみたい
ある日、同じ黒人なのに大きな声で新聞を読み聞かせている人に会い希望が湧いてきます
憧れて魅入っているブッカーに父と兄は家に帰ることを促します
ぼくがみているものを見ていない
ぼくがなりたいものをわかってない
この2行は読み手にも強く響きました
ブッカーはママに「字を習いたい」と告げます
ママは青い表紙の本
(「ブルーベック・スペラー」この本は100年にわたり、読み、書きと発音の教科書だったそうです)
を渡してくれました。
ブッカーは、あの新聞を読んでいた、憧れの人を探し出します。
その人は、ブッカーに声にだして文字を読んでくれました
そしてbookerと地面に書いてくれたのです。
それを見た時のブッカーの喜び
感動し希望に満ちたブッカーのイラストが強く伝わります
当たり前のように学校に登校している子供たち
勉強ができるということがどんなに恵まれていることか
ごく普通の出来事が普通でない国があった
そして今でもそういう国がまだまだある
子供達も真剣に聞いてくれました
「みんなは、本も読める、字も書ける すごいよねー
ブッカーは9歳から字を習って勉強してアメリカでも有名な先生になりました。
自分の夢は叶うのです。みんなもあきらめずに自分の夢を追いかけてごらん
なりたい自分になれるよ、又、お会いしましょー」
読み聞かせ終わった仲間で雑談していたら、中学のPTA役員しているという方が
中学校でも読み聞かせをしようと思っている、参加者募っているとの事
この本なんかアパルトヘイト等歴史学ぶ中学生にもおすすめですよ
と見せる
孫の幼稚園でも、読み聞かせ手を募集している、御義母さん大丈夫?
とメールが入った。
忙しいお父さん、お母さんにとって朝の読み聞かせは時間的に大変
そのてん、リタイヤした
おじいちゃん、おばぁーちゃんに読み聞かせは打って付けです。
図書館行くと、朝からシニアの方が本を読みふけっています。
読み聞かせは、声に出して読む、それも短い文章です。
脳の活性化、認知症予防に最適、読書のキャパも広がります。
ブログにいらした皆さん
心と体の健康のためにも
みんなでシニア読み聞かせはじめませんか?
Posted by HANA-LUANA at 13:49
│読書備忘録