2015年11月07日
高齢女性の人生最後で最高の愛と性を描いた「わりなき恋」

岸恵子さん、以前にサワ子の朝にゲスト出演した際83歳という、とても信じられない若さ
パリのエッセンスがきいていて華やかな上に美しい日本語で話します
大スターだったのに25歳でフランス人のイヴ シャンピンさんと結婚し芸能界をさりました。
「何故結婚したの?」の質問に
「普通の女の子として接してくれたから」と言ってました
特別扱いされる事に息苦しくなったんですね
「若さの秘訣は」の質問に
「いつでもお洒落をすること」
特にお孫さんに会うときは、念入りに化粧して孫達にキレイという印象持って欲しいと言ってました
わかります同感です。私も孫達が大きくなってからもデートをしてもらえるように気をつけていますから
その岸恵子さんの私小説ではないかと思わせる本

わりなき恋・・・?終わりなき恋ではなくて・・・わりなき恋
調べてみると、わりなき(理無)理屈では割り切れない程どうしようもない事を意味するようです。
孤独と自由を謳歌する、国際的なドキュメンタリー作家、伊奈笙子69歳
秒読みのスケジュールに追われる、大企業のトップマネジメント、九鬼兼太58歳
激動する世界情勢と日本経済、混沌するメディア界の最前線に身を置く二人が偶然、隣り合わせた
パリ行きのファーストクラスで、ふと交わした「プラハの春」の思いで話・・・・
それがすべての始まりでした
大人の恋愛小説それも、シニア層70歳になろうとする女性と、ひと回り下の妻子ある男性との恋です。
不倫関係とは全く違うレベルで、理屈や分別を超えて一人の男性を愛する喜びと苦悩が切実にせまってきます。
都会的センスにあふれていて、垣間見る主人公の孤独感
読んだ後も切なさがしみじみと心に残りその余韻に浸っています。
Posted by HANA-LUANA at 22:10│Comments(0)
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